2008年10月24日金曜日

Tibet Tibet

今池まつり当日、ついでと言う訳でもないがシネマテークで映画を観た。
チベット、ダライ・ラマ14世が取り上げられた、「Tibet Tibet チベット・チベット」と言う映画だ。


この映画の監督キム・スンヨン氏は、在日コリアン3世。
当然の事ながら、日本で生まれ育ち、名前自体も日本人の名が親から与えられていた。
自身の体内に流れる血液にのみコリアンとしての証が残っているのみであった。
彼自身も、日本人に帰化しようと考えていた程だ。

その彼が’97年、世界一周の旅に出掛けた。
その血のルーツである韓国から中国、モンゴルと足を進めるのであるが、その途中(モンゴルだったか?)、旅の宿として泊めてもらった家屋にダライ・ラマ14世の写真を見つけ、その写真のダライ・ラマに導かれる様に、チベット、インドに置かれたダライ・ラマの亡命政府へと旅の行く先を変えていった。

祖国とは?民族とは?と言う深いテーマでありながらも、旅の記録ムービーなので快く観れた。
この映画の中で語るダライ・ラマ14世は、賢者で知者で理解者で、とても尊敬できる人物であった。
とにかく多くの人々に是非観て欲しい映画であると思う。 9/21

http://www.tibettibet.jp/ 映画のオフィシャルサイト
http://cineaste.jp/     名古屋シネマテーク

11月8日(土)~14日(金)まで再び名古屋シネマテークにて上映される様です。