2009年7月31日金曜日

口ポカンの美しさ ~二の丸御殿

入城(入場)完了。
早速、内部探索する。
東大手門を入って最初の見学ポイント「二の丸」を見てまわるのだ。


二の丸入り口の門。。(なんと言う名前だったか・・)


いきなり人集っている。
集団ごとに門を背に記念撮影などしております。


「うおっ!」



近付いてみると何と!
これはスゴイ彫刻やね!エライ仕事のモンやね!

日光東照宮でもこんな見事な飾り彫刻がなされていたよなぁ。。
いやぁ、スゲぇ。。



門の正面に二の丸御殿


そうそう!なんか見た事あるぞ!この建物!
早速、近付く。
この御殿も先の門と同様、見事な彫刻で飾られていた。
で、いよいよ入る。


「!!っ」

下足場でサンダルを脱ぎ、ふと入った入り口の方を振り向くと、光と影が織り成す美しい光景がそこにあった。
「き、きれいやなぁ・・・」
あまりの美しさに画像に収めたいと思った。
ここまでにカメラ禁止の注意書きが無かったので、「パチリっ」
すると入り口にいたガイドの女性がエライけんまくで「カメラ駄目です!!」と言って来た。
こちとら撮影禁止の注意書きも無いからと撮ったのだが、「えっ!?どっかに書いてあるん??」とキョトンと辺りを見てみたら、「うわっ、有った!」
ガイドの女性はそんなオレを見て日本語が通じない=外国人と思ったらしく、手でゼスチャーで「カメラ・ダメ!」とやって来た。(笑)
注意書きが見難い位置に有り、しかも最初の物言いが高圧的だったので、何かムカついてそのまま無視してやった。



そんな風に入り口で若干面白くない思いをしたけれど、内部順路に歩を進めればそんな事もすぐに吹き飛んでしまった。
もう、口ポカンですわ。
内部は一部修復(修復中)もあるけど、これ、ほぼ当時モンやんっ!!
格子に組まれた柱が入る天井には、その間に模様が入り、それが美しい模様を成す(何種類かの模様があった。)。

長く続く廊下(全長数百メートル!)には築数百年の木材。
素足で踏むと(この日は裸足サンダルだったので。)なんとも心地よい。
ここの廊下は歩くと「ひゅくひゅく」言う区間がある。
俗に言う”うぐいす張り”なのだが・・・ と言うか、このひゅくひゅく鳴るこの廊下こそうぐいす張りの語源だった。

しかし、見るとこ見るとこ全域感嘆!
ホンマにスゴイ!!
今まで見てきた歴史的建造物の中で一番のすごさかも。

歩いて見ながら、征夷大将軍・・武家の棟梁の権威がどれ程強大であるのかが感じ取られた。
しかし、ホントよくこの状態で残ったもんだ・・ そこにも感動した。


いや、まさしく国宝ですよ!

「城」とは言うものの、実際は朝廷との応接場所と言う性質を持つ建物で、安土桃山文化の集大成でもあるんだなぁ。
しかし、もしも安土城が当時の姿で現存していたら一体どんなだろう??
なんてそんなこともこの二の丸を見てて思ってしまった。
(たぶん腰が抜ける様な感動やろうなぁ・・) 6/14