2011年5月31日火曜日

第13回奥熊野いだ天ウルトラマラソン その3

いつものごとく、ユルユルと走り始めた。
先程、スタート写真のシャッターをお願いした、黄色のハッピ氏と並走しながら話をする。
今回の震災の事を口切に、あれやこれや。
ハッピ氏も仮装で走られるとの事で、仮装ランの話しなど。
しばらく走っていると、「ピっ」とハッピ氏の方から音がした。
GPSを装備されていて、1km進行を知らせるアラームが鳴ったのだ。
「㎞、8分ですね。」と氏。
「おお、良い感じ!(喜)」とオレ。
75kmを13時間15分内でゴールするには、1時間に5,6km進まねばならない。
1kmを10分強で進めばいいので、2分の貯金が生まれたと言う事になる。
「よしよし・・」
どうせ、中盤から終盤にかけて走れなくなり、おのずとペースが落ちる。
だから、ある程度、無理をしない範囲で貯金はつくっておきたいのだ。
だから、㎞、8分はとってもいい感じなのであった。

依然として、ハッピ氏と話しながら進行。
また、「ピっ」とGPSのアラーム。
時計に目をやれば、㎞=8分をキープしている。

話しながら、走っている周りの景色に目をやると、のどかな農村、田園風景が広がっている。
これも、また何とも美しい。

                水を張られた田は、水鏡に周りの景色を写し、きらびやかに美しい。

絶妙のペースに、ロケーション。
口をついて「うわぁ~!うわぁ~!」と感嘆の声がもれてしまう。
ホントに美しい!
そんな感激包まれながら走っていると、早くも初めてのエイドにたどり着いた。

普段のマラソン大会ではエイドに止る事はまず無いのだが(ザックに水分・給食を装備しているので)、今回は長丁場でもあるし、積極的に止って補給することにしていた。
それ自体がウルトラマラソンでの楽しみ方のひとつでもあるし。
で、早速ストップ。
スポドリを給水をする。

すると、スタッフのお母さんが、「葉っぱ食べて行きなさい」
と、オレに声を掛けてくれた。
「は?」
一瞬、分からずにそう言うと、「ウサギちゃんだから葉っぱをお食べ。」
と言って、それをすすめてくれた。

                 めはり(寿司)

「ああ!笑」
ようやく合点がいった。
じゃあ、頂こう!と思ったけど、そんなにお腹が空いている訳でないし(朝メシがカツ丼だったし。)、それにお母さんが握ってくれてるこの”めはり”、見た目が結構大きく、ちょっと躊躇してしまったが、「じゃあ、なるべく小さめなのを・・」
と、手を伸ばし、かじりついた。

「ん? お! お~いし~い!!!!」

                  中はこんな感じで・・                 

高菜の葉で高菜ごはんを巻いたおにぎりなんだけど、これがかなりいける!
「大きい・・」なんて躊躇してたけど、ぺロっといってしまいました。(舌)
いやぁ~、これはおいしいわ!

他にも、このエイドでは・・
               お茶粥など用意されていまして。^^

これも頂いたけど。おいし~い!!
ちょっと苦味が決め手で美味でした。

水分・栄養と補給して、「ごちそうさま! 行って来まぁ~す!」と再スタート。
ホントに気持ちの良い朝の中をゆっくりと走る。

                 光と影がつくり出す美しいコントラストと新鮮な朝の空気の中を行く。

相変わらず㎞8分内のペースをキープ。
ロケーションもアクティビティーも美しい!^^
「もう、ホント、最高~!」な序盤である。

しばらくして2つ目のエイド、「中里会館」。
こちらでも熱烈歓迎して頂く。(笑)

                   水ようかんを頂いてみた。

「!!っ」
お・い・し・い!(嬉)
水ようかんて、こんなに美味しかったか?? みたいな。(笑)
生涯で一番美味しく感じた水ようかんかも。(笑)
そして、マラソンの給食にバッチグー!
いや、チョベリグ?(笑)
ホンマ、目からうろこ。 個人的にポイント高かったです。

あと、バナナと水分も頂き、「ごちそうさま~! 行ってきます~!」と、また出て行く。

相変わらず美しい景色が周りにはあり、決して絶景とまでは行かないんだけど、なんともひなびた、現代が失いつつあるそんな日本の原風景は心に響きっぱなし。

                 えらく本格的にそれっぽい木のつり橋があったり。
                 苗の植わった、植わってない田、春の花で彩られた山、そして空の残月。

とか、もう、ずっとさっきから「なにこれ珍百景」の”あの”テーマ音楽が頭の中で鳴りっ放しである。(笑)

「ああ、な~んて最高なんだぁ~。。」
と、エライええ気分で進んでいると、またエイド。(笑)

                 着替えや、”スペシャル”を置いておけるエイド、「長井集会所」

数あるエイドの中でもメインベース的役割を持つ。                  
                 給食にそうめんがあった。

スタッフさんがすすめてくれたが、もう、ちょっとお腹は満タン気味で・・^^;
帰りも通る重複エイドであるので、「帰りに食べます」と往きはスルーした。

またまた、「ごちそうさま~」と、エイドを出発。
すると、75kmコースで初めて少し上りの区間が出てきた。
たんたんと刻んでいく。

しばらく経って、後ろから観光バスが迫ってきた。
60kmのランナー達をを乗せたバスだ。
抜かれ様、バスに向かって手を振ると、何人かは振り返してくれた。(笑)
更に、もう1台来たので、同様に手を振る。
そうかそうか、60のスタートはこの先だったんだ。

しばらく上りを含むコースを進んで行くと、ここが60のスタートか・・
もう、バスから下車したランナー達が道路の左手に寄って、整列していた。
笑顔で、手を振りながら彼らの方へ進んで行くと9割方のランナーさんがリアクションして迎えてくれた。^^

「がんばりましょう!」

そう声を掛けながら進んで行くと、あ!関さん。
「ありがとうね~!」
と、また声を掛けて下さった。

しばらく川沿いのコースを進むと、うしろからスタート直後で勢いの良い60kmのランナーさん達がどんどんと追い越していく。
「ファイトー!」「頑張って下さいー!」
と、その彼らに声援を送る。

少し行くと熊瀬川のエイドに着き、給水・給食し、またまた走る。
ここから先、いよいよ一発目の上り区間へと入って行く。

                  急にではないけど、徐々に・・

周囲には茶畑が姿を現せ始めた。
まだ走れない程の坂では無いので、ゆっくりコツコツと刻んで上って行く。

2011年5月29日日曜日

第13回奥熊野いだ天ウルトラマラソン その2

神々しい那智の大滝を背に、100kmランナー達の後を追うように、再び下りて来た石段を上って行く。
今度は我々、75kmのランナーがスタートする為。
我々のスタート地点までは、バスでの移動となるので乗り場まで歩いて行く。
バスは那智の大滝への入り口で待機していた。
先程、朝一、受付の駐車場でバス車内座席上に荷物を持ち込んでいるので、その席へと着座した。

                その目の前を100kmのランナー達が駆け抜けて行く。

彼らは大滝の石段を上がりきった後、距離調整の為、数百メートル一旦コースとは反対に走って行き、折り返して正コースへと進んで行く。
「すごいなぁ・・」
感嘆と敬意につきる。

全ての100kmランナーが通過し終え、我々のバスがスタート地点へと向け出発する。
まだ暗闇で何も見えない中上ってきた道を再び下って行く。
明けたての緑や花々が美しい。
少しつづら折りを下ったところで、トイレ停車の時間が設けられていた。

                 大門坂の駐車場

トイレの用事は無かったけど、せっかくなので外の空気を取り込みに下車した。
深山に囲まれ、何ともすがすがしい!
空を見上げると・・

                 美しい残月が光っていた。

ああ、ホントに気持ちいい!
昨日のドシャ降り(ホントえげつなかった)からのこの晴天なので、余計に気持ち良さが増す。
スムーズにトイレ休憩も済み、再びスタート地点を目指す。

走り始めてそんなに経たずに、車窓の向こう、道路脇に「あと2㎞」の看板を見つけた。
「ここを通るんだ。」
しばらくすると、「あと1km」の看板。
「・・・。 そうか・・通るんだ。 ここまで帰って来れるのかなぁ・・? いや、帰って来たい。」

正直、今回のこの競技への挑戦にはゴール出来る確信が無かった。
昨年末、そして今年2月と2回距離対応の為に伊勢神宮から近鉄四日市までの約77kmの道のりを歩行、走歩行している。
1回目の昨年末は夜通しの歩行で、約20時間を要した。
2回目の2月には朝伊勢を出て、昼間の走歩行で約14時間ちょっとを要した。
だから、75km、13時間15分の制限時間は、「なんとか間に合いそう??」的な条件なのだ。

ひょっとしてアカンかも知れない。
でも、なんとかゴールしたい。

とにかく、行けるところまで進もう!
そんな心もちでの挑戦となる。

バスは42号線へと出て、海岸線を進む。
夜明けの海がやっぱり美しくて・・
もう、テンションは上がりっぱなしだ。

太地の”くじら館”、ん?落合博満野球記念館なんちゅうのもあるの??
それらを越したところで、また山間へとバスは進行していく。
あとあと考えたら、恐ろしく大迂回する形で、75kmのスタート地点へと到着した。
約50分弱要したか??

                75kmスタート地点、「井鹿会館」

100㎞コースの25.2㎞地点で、第6エイドでもある。

                 午前6時、早朝にも関わらず、多くのスタッフ、応援の方々が居らしていた。

大変頭が下がります。m(__)m
朝もやに包まれた里山の風景がまた何とも美しい!

                  到着早々、ランナー達は個々に準備をし、アップなど。

皆のワクワク感、緊張感が伝わってくる。
もちろんオレも一緒だから。(笑)
オレも、準備を済ませ、よし記念撮影!
近くに居合わせた、黄色いハッピを着たランナーさんにシャッターをお願いした。

                ウルトラ初挑戦!75km、頑張るぞ~!^^

え? ハイ。 ウサギで、です。(笑)
そもそも、普通に機能的な、理にかなった格好で走るつもりでいましたが、大会の1週間ほど前から、「ウサギで走るか??」
みたいな考えが浮かび、結局、ウサギで出る事に。^^;
仮装と言うより、正式な”ユニホーム”となりつつあるので〈と言うか、既になってる!?笑)。
2月の距離練(伊勢からの)においてもウサギを着走していたから、「なんとかなるかな??」みたいな少しの手ごたえみたいなのがあったし、化走だからこその後押し〈周囲の応援など)も期待できたので、敢行することにした。
もし、ゴールに間に合わなくても、化走のせいにしない、後悔しないというルールを決めた上で。

さすがに、ウルトラともなると、他のランナーさん達からは失笑気味に見られたが・・^^;
しかし、スタッフさんからのウケは良い感じ?
実行委員長の関さんは、「ありがとうね。」と声を掛けてくださった。

                  スタートの号砲を勤めていただく方。(お名前失念)

この地区の役員さんだった様な・・ スタート前にご挨拶を頂きました。

さぁ!いよいよ、スタート時刻も近づき、ランナー達はスタートラインへと集結。
オレはもちろん最後尾に陣取る。
                 6時15分、朝もやの中号砲が響く。

スタート!!

                 100kmコース同様、距離調整にまずは逆走する。

折り返しで関さんが我々ランナーを見送ってくれる。

                 折り返すと、前方では激励の花火が上がっている。

うわぁ~、始まった~
よしよし、なんとかいけるところまで行くぞ~~!!

さっき、エイドのスタッフさんも「最低ここまでは戻って来てや~!」と声を掛けてくれたし、なんとかここまでは!

2011年5月18日水曜日

第13回奥熊野いだ天ウルトラマラソン その1

午前2時40分起床・・・
の予定だったけど、寒さ(?)と興奮(?)で2時前には目が覚めてしまった。。^^;
「ちょっと早すぎやん!」

睡眠時間4時間弱・・
さすがに前日に夜勤をこなしてこれでは、あまりに短いし、もう一度寝袋にくるまり目を閉じるが、先程からにわかに外がにぎやかしい。
新たに駐車場に着けて来たランナー達だろう、彼らの発する雑音にやられて、やはり寝れない。
「・・・・・。」
仕方無しに完全起床する。

まぁ、いい。
この方が時間にも気持ちにも余裕が出来るし。
と、早速、朝メシを腹に入れる事に。

             メニューは昨日オークワで仕入れたカツ丼&野菜ジュース

朝・・ しかも早朝から、そして競技前と言うのに相当”ゴッテリ”したもんをいきました。(舌)
傾向として結構多いです。
競技前の朝食が牛丼やったりカツカレーやったりするの。(笑)

ドド~ン!と腹にブチ込んだ後は、目玉を入れて(コンタクトレンズを装着)、歯を磨いて、乳首にバンドエイド貼って・・(笑)
携行&ゴール行きの荷物は昨夜のうちに用意済みなので、最終チェックをした後、「さぁ!じゃあ!」とバスへと向かいますか!

バス召集の15分程前の時刻になっていたので、荷物をもって車を出た。
頭上には相変わらずの満天の星空が広がっていて、とても美しく、なんとも気分が良い。

            バスは乗り場で待機していて、すでに20数名のランナーが列をなし並んでいた。

スタッフさんに名簿のチェックを受けバスに乗り込む。
乗車した1号車にはほぼ満員のランナーが乗っていた。
仲間グループで乗り込んでいる人たちを除いて、話し声は聞こえて来ない。
そこに薄っすらとした緊張感を感じて取れた。

3時55分、バスは受付&スタート地点(100kmの部の)がある、那智の大滝へ向かって動き始めた。
窓の外はまだ漆黒の闇で、景色を観ることは出来なかったが、上りの角度で、どんどんと高度を上げて進んでいることはわかった。

約、15分程走って、受付会場に着けた。
ここで受付をすると共に、75kmの部はスタート地点が異なるので、再度バス移動が必要となる為、そのスタート行きのバスへと荷物を積み込み変えた。

            暗闇の中、こうこうと光る受付テント。

午前4時過ぎ、スタッフの皆さんは前夜からほぼ徹夜での準備だろうか?
頭の下がる思いだ。
大方、ランナーの受付が終わってからは、開会のセレモニー。
関さんの挨拶と共に、昨年の100km各部門の優勝者のスピーチが行われた。
その後は、マジスタート地点である那智の大滝前へと徒歩にて移動する。

             約数分、坂道、そして階段を下って行く。

              暗闇の中、眼前に巨大な滝が姿を現せた。

なんとも神秘的で威厳をたたえたその姿に、思わず身が引き締まる。

              持って来た祈祷の焚き木(護摩木)を炎中へ納める。

祈願(諸人快楽)が少しでも叶います様に・・ と手を合わせた。

その後、トイレに行って、かたわらにあった手洗いでお水を頂いた。
(飲めると書いてあったので)

             なかなかにおいしい水だった。良い力水となるか?

そんなこんなしているうち、空は段々と白み始め、刻々と明るさを帯び、夜が明けて行く。
辺りの空気も入れ替わり、1秒以上、同じ状態が続く事は無い。
”夜が明ける””新しい日を迎える”と言うのは、今感じているこう言う事なんだ!
と、まざまざと教えられる。

100kmのランナー達が整列を始めた。

              ただただ、格好いい。。

               そして午前5時、スタート

「頑張ってー!頑張ってー!」と、声援しながらランナーの皆さんを送り出す。
皆さん、めちゃめちゃ格好いい!

              全てのランナーが石段を上って行った頃。ついに那智の大滝がその姿をハッキリと現せた。

2011年5月8日日曜日

いだ天前日 前夜祭

車を再び「くま博跡」駐車場に止め、即、前夜祭会場へと向かう。
ずい分降りは弱くなったけれど、依然、雨は降っている。
体育館へと向かう途中、海に目をやると、十人ほどのサーファー達が海に入って、波に乗っていた。

                雨と言うのに・・ でも、いい波が打ち寄せている。

遠目で見た感じ、かなり若い彼ら・・ 学生っぽいな。(高校かな?)
ってか、学生で波乗りってカッコイイやん!
とか思いつつ、会場へ。
結構立派な施設だぞ。

                 気分が高揚して来ます。^^

なかに入って行くと、既に多数のランナー達が集まっている様子。
会場となる2階のホール上がる階段には列が出来ていた。
ランナー達に供される料理を持って、スタッフの方々がその列の横を次々上がって行くが、複数でやって来ているランナーの中には、狭い階段を避けて彼らに道を空けることもせず、お構い無しにおしゃべりに没頭・・(苦)
なんと言うか・・ ウルトラマラソンに出る様な、言わば選りすぐりの精鋭がこれでは、何ともおそまつだなぁ・・ と感じた。^^;

ホール前では会費支払い(800円)と、名札の貸し出しをされていて、それに名前を書いて、親睦を進める配慮がなされていた。
「お世話になりま~す!^^」各スタッフさんに挨拶をしつつ、名札を着け、いざ会場へ。

                  明日、共に走る走友のウルトラランナーさん達。

なんと言うか・・・ 「雰囲気が違う。。^^;」
百戦錬磨のつわもの達が集うその雰囲気に、とっても場違い感でした。=3
とにかく落ち着こう。。(笑) と、料理を取りに行き、食べる事にした。

                 供された料理は、カレーライス、温野菜、まぐろサンド。

あと、まぐろの刺身があったけど、数量限定(人数分なし)で、既に人だかりになっていたのであきらめた。(笑)
飲み物はのどごし〈生〉を1本つけてもらえた。
が、足りる訳なく(笑)、持参していったら良かった。(舌)

食べてもあまり落ち着く事無く、司会の方の進行で前夜祭が始まった。

                 大会実行委員会会長 関さんの挨拶

やはり東日本大震災の影響で、大会実施についての是非が問われた経緯などお話しして頂きました。
実際、この大会にエントリーされていながら、来ることの出来ないランナーさんが居て、そんな方からのメッセージも紹介して頂きました。
明日、この地で走れる喜びを再認識し、幸せを感じ、何度も感極まりそうになりました。

その他、コース説明や、ランナーさんのスピーチ(女性唯一の韋駄天、花村さんや、耳の聴こえないハンディをお持ちの永井さん等)が行われ、その中にはこんな方も・・

                  かっぱの仮装で前夜祭に乗り込んで来られたランナーの方(!)

^^; いや、さすがです。
明日、100㎞をこれで走られるというのだから・・
やっぱり気合が違うと知らしめされました。

そんなスピーチの次には、いだ天名物とも言えよう、ゴール木札1枚1枚(その他のいだ天の書き物全般も??)に筆を入れられる「ケンダイヨウイチ」さんが、大布に今回の震災で被災された方へのメッセージを筆入れされました。

                 右利きの方ですが、書は左で書かれるとの事。スピリチャルなものがあるとの理由からだそうです。

ズンズンと布に筆を走らせ、書き進み、それを見る我々はただただ息を呑み・・
カメラを手にする方は、その様子を撮り倒していました。(オレも・・^^;)

「熊野の祈りを東北に!」

そう、書き上げられた書に、今度は我々ランナーが寄せ書きして行きます。
そうする事で、やっとこの書の完成をみるとの事。
オレも、「精一杯 生きる」と書かせて頂きました。

                 そして完成しました。

なんともジンと来る・・
そう、明日は・・ と言うか、この震災以降、数回のマラソン大会に出場しましたが、その度に思った事が「みんなの気持ちと一緒に走ろう」と言うことでした。
震災で、大会どころではなく走れない人。
また、不幸にも命を落とされ、走れなくなったランナーの方も居るはず。
そんな方々の想いと共に走ろう・・ あらためてそう決心しました。

そしてこの後、ランナー同士の親睦を図るべく、チームに分かれてのクイズ大会が行われ、大いに盛り上がると共に、閉会となりました。

会場を出ると、雨は止んでいて、厚く雲に覆われていた山々が眼前にその姿を現せていました。

                 神々しさをも感じさせる山並み

                 そして海も

なんともほっこりした気分で車に戻り、明日の準備をちらほらしつつ・・

                 ゼッケンのPRスペースと祈祷の焚き木にも自分なりの想いを記しました。

祈祷の焚き木には「諸人快楽‐しょにんけらく」と記しました。
意味は人々がみな幸せでありますようにと言ったところでしょうか??
決してエロイ意味ではありません。(舌)

とりあえず抜けなく明日の準備が整ったところで、今度はひとり前夜祭の始まり始まりぃ~~!=3
一応、さっきの前夜祭でカレーなど食べてますが、今日は昼を食べてなかったので、もうチョイ栄養補給が必要と、夕方仕入れておいたまぐろサンド&バーガーをアテにビールを注入!

                 じゃ~ん!^^

サンドの方はパンがデニッシュかな?
甘味があっておいっしい!^^
サンドのうずまきの方は、まぐろの生ハムにシソと梅肉ソースの逸品。
なかなか洒落てます。^^ もちろんお~いしぃ~!^^
バーガーはまぐろカツにキャベツ、そしてタルタルソースが仕込まれてます。
これらでビールを流し込む=幸せですね。(笑)

幸せを堪能した後は、とっとと寝る!=3
今日は夜勤明け、ここまでぶっ通してきたし、明日はスタートのバスが3時55分なので2時40分には起きたいし。
との事で即行、歯を磨いて、おしっこして寝る!
歯磨きに車外に出ると、そこには一面の星空!!
「うわぁ。。」
なぁ~んてきれいなんや~~!!
まさしく「雨上がりの夜空に」の夜空だ。

よしよしよし。^^
明日はいい天気や!
よっしゃ、がんばるで~~

で、予定通り?の22時前、就寝。

いだ天前日 那智勝浦へ

4月23日(土)午前7時過ぎ、前夜の夜勤を終え帰宅。
即、入浴し、食事を摂り、最終の荷物を車に積み込む。
雨は強めに降ってたが、あらかたの荷物は前日のうちに積み込んでいたので、そう苦になる事は無かった。
忘れ物は無いか??
最終のチェックをして、ほぼ予定通りの10時ちょっと過ぎに家を出発した。

一路、那智勝浦へ!
と、行きたいところだが、その前に一ヵ所寄り道。
明日の市議会選挙の投票が出来ない為、期日前投票に中消防署へ向かう。
今回は本当は誰でもいい選挙だったけど・・^^;
でも、ちゃんと投票はしとかんとね! 一応は。。

”ささっと”投票を済ませ、一応、ガソリンも満タンにして・・
やっとこさ、出発!
珍しく、四日市インターから高速に乗り、東名阪~伊勢道と進めて行く。
渋滞はなく、流れもよかったが、雨は結構降っていて、うっすら緊張感のはしるドライブが続く。
勢和多紀JCTから分岐の紀勢自動車道に入ると、風が強まり、横風にヒヤっとする場面が何度もあった。
あと、睡魔との闘いも・・^^;

現在の高速終点、紀勢大内山ICから一般国道の42号線へと入って行く。
ここまで四日市から950円(軽)だった。
依然として強い雨の中を進んで行く。
徐々に道路は高度を上げ、海抜の高い場所を通って行く。
平地ではすっかり終わってしまった桜が、ここら辺りでは今が盛りで、とても美しかった。
しかし、雨の強さと、睡魔の強さにやられて見てるだけ。。(笑)
いつものコンディションなら、そこら辺しで停車して、写真を撮ってただろうに。

睡魔と、それから時折り出現するおじゃまカー(極低速車)と闘いつつ、ついに新宮、和歌山県へと突入~!
市内を少し進むと、バイパス(?)に乗っかり、そこからは那智勝浦まであっと言う間だ。
そのバイパス終点を降り、再び42号へと向かうと「奥熊野いだ天ウルトラマラソン」のノボリが道路沿いに立てられていて、その先、42号との交差点のところに「前夜祭会場」の看板があって、なにか”スルスル”と引き寄せられる様に、大会駐車場へとたどり着いてしまった。
時計は14時過ぎ。
4時間かからずにやって来れた。

着いてからは、前夜祭の始まる17時半までに、入浴、買い物を済ませるつもりでいた。
いずれも車を動かすのが面倒なので、歩きで行動しようと思っていたけど、外は傘も役にたたない程の横殴りの雨で、仕方なく車で動いた。
まずは風呂だ。
極至近にある道の駅には温泉・入浴施設が設置されていて、明日の競技の後も無料で入れるのだけれど、先に偵察で入りに行くのだ。^^

                道の駅なち 丹敷の湯(にしきのゆ)と言う温泉入浴施設がある。JR駅も同敷地内にある。

入浴料600円やったかな??(失念)
営業時間もわからん。。(見てない)
けど、お湯が硫黄臭たっぷりでいい感じやった。(温度も高め)
オーシャンビューで、駅のホームビュー(ホームから丸見え)。
露出癖のある方にはたまらない温泉であると思います。(舌)

さっぱりしたあとは買出しへ。
先ずは「サンタ」と言うパン屋さん。
先に届いたゼッケン等の郵便物の中に入っていた、「勝浦まぐろマップ」(やったかな?)には那智勝浦の味のお店情報が記されていて、そこで目に付いた「まぐろサンド」をゲットしに行くのだ。
実はこのまぐろサンド、この後のいだ天前夜祭でも食事として供されるとの事なのだが、食べそびれてしまう恐れも有るし、あと、店舗販売においても「土曜日限定」(なぜかは不明。。→お店で聞けば良かったね。。^^;)とされている。
そんな今日は土曜日。
千載一遇のチャンスを逃すわけには行かない。
まぐろマップを頼りに、サンタさんへ。

                町の小さなパン屋さん「サンタ」

早速、店内に入り「あるかなぁ・・?」と物色。
「あった!^o^」と発見!
まぐろサンドの横には「まぐろバーガー」なるものもあったので、それも合わせてゲット!
その他商品を見渡してみたが、価格が結構高め??
あと、「じゃばらスイーツ」と題された商品が並んでいたが、何が(何ゆえ?)じゃばらなのか分からず(これも聞けば良いのにね・・^^; ずっと形だと思っていた)、それに値段も高い目だし、買ったところで持て余すし(冷やしとかなあかん)、断念した。
これって、どうもかんきつの果物みたいやね。。

と、まぐろサンドをゲットした後は、近所にあったスーパー「オークワ」でビール、水、明日の朝メシなどを購入した。
うん、やっぱ全体的に値段高め。
那智勝浦は物価高いめやなぁ・・

そんなこんなしてるうち、時計は17時をまわっていた。
「ヤバイ・・」
17時半からの前夜祭にケツかっちん。
あわてて、駐車場へと戻って、さぁ、行くぞ!

2011年5月1日日曜日

登竜門で天王山

そんな位置づけとなった、「第13回奥熊野いだ天ウルトラマラソン」での初ウルトラチャレンジ。(75km)
ひとまず結果から報告すると、無事に完踏する事が出来ました。^^

                 完踏の証、完走証とゴール木札(これが欲しかってん!)をゲット!

ひとつ、現段階の集大成となる素晴らしい大会となりました。
さぁ、次のステージへ!

今回の大会参戦記は、のちのちの自分の為に是が非でも書きます!(苦 最近全然書けてへんから・・ 舌)
良かったら見てください。(気長に待って。。 舌)