2011年12月31日土曜日

暮れて行く、暮れて行く・・

気付けば明日はもう来月・・
と言うか来年。

この年末はクリスマスにしても、この押し迫った年の瀬にしても、今ひとつ”実感”めいた物に欠けていた。
とりあえず、一昨日正月休に入って、やっと思い出した様に部屋の片付けなど始めてみたけれど・・
結局、片付かないまま年を越してしまう。^^;

さっきから飲みながら、今年最後の晩メシを頂き始めたが、ようやく「ああ、今日で終わりかぁ・・」なんて”じ~ん”とヒタリ始めた。

ま、何のこと無い、ただ酔っ払って来てるだけの事だけど。(舌)

しかし、この一年無事に来れた。
本厄の年だったけど、オレは何事も無く来れた。
でも周りは「無常」だった。。

う~ん、酔いが進んで段々訳の分からん感じになって来たが・・
とにかく!
明日からの新しい年、オレは身の丈をわきまえて、淡々と一歩一歩を歩んで行くだけだな。
堂々と、胸を張って行こう。

2011年11月30日水曜日

秋の深まり

さくらとお茶コースをジョギング中。

                  正面の雲母峰(きららみね)が朝日を受け紅葉の炎に燃え上がる。

目で見えた以上に色鮮やかに燃えて写ってくれた。
(普通は逆に色が落ちるんだけど・・)

やっと季節が追いついて来た様だ。 11/26

海が見えた

茶畑地帯をジョギング中、茶畑の彼方に海が見えた。

                  朝日に輝く伊勢湾

                  テンション↑↑↑でシャッターを押しまくった

低く角度のつく、冬の太陽の軌跡が光る海を生み出す。 11/26

初めて見たかも・・

                  お茶の花。

茶畑地帯をジョギング中、何気に見つけてしまった。
「何や? ところどころの白いのん。」って。

(陽の)光線できれいに撮れなかったのが残念。。 11/26

以下、数枚貼ってみる。







明日で

11月も終わり・・

と思ったら、今日で終わりやったか・・

と言う事で、明日から12月やけど、暖かいねぇ~
グッと、気温が平年並みに下がって、寒くなった時の反動が恐怖や。。

2011年10月31日月曜日

明日は

11月1日、1101の日!

昨日は大阪マラソンに出場。
またまた楽しい思いをさせてもらって来た。

しかし、この月末ムリムリカキコもええ加減に脱却せんといかんなぁ・・

とか、とりあえず書いてみた。(舌)

2011年9月30日金曜日

気がつけば明後日は10月2日

そして明日は”天一の日”!
ラーメンライス、ラーメン大!チャーシュー、ゆで卵トッピング、こってりで!^O^


※コメント頂いている皆さん!レス遅れます。。半年ほどお待ち下さい。m(__)m

2011年8月31日水曜日

気が付けば明日から9月

また1ヶ月間、まるっと放置かましてしまった。。(汗)
足早に8月も過ぎていったなぁ・・
(書く)ネタは色々あったのに、全く反映出来てない。。

心機一転!明日からはガンガンと書こう!

絶対、無理やろけど。(舌)

2011年7月31日日曜日

いだ天ウルトラ述懐

や~~っと、いだ天のブログを書けた。
走る以上にゴールが遠かったけど、なんとかフィニッシュ出来た。。^^;
あれからもう3ヶ月以上が過ぎた。

競技を終えた間もなくは、もう、いっぱいいっぱいで、ただただ疲労と安堵の気持ちで、今後のウルトラ挑戦の事なんか考えられなかった。
ひとつ答えとして出たのは、今の走力では100kmの(大半の)競技でフィニッシュ出来ない。
と言う事だった。

あれから日が経ち、次第に競技での痛みやら苦しみが消えて行ったが、それらが解消するにつけ、新たな想いが心を占める様になって来た。
それは、「奥熊野韋駄天」を目指すと言うもの。

「奥熊野韋駄天」とは、いだ天ウルトラの100kmを10回完走(60、75kmについては3回完走で100km2回完走相当とカウント)したランナーに贈られる称号である。
ブログ文中に登場した唯一の女性奥熊野韋駄天は大会13回開催のうち('11年7月現在)13回100km完走と言うとても偉大なランナーだ。
競技中、彼女に叩かれた感触がずっと肩に、心に残っていて、そんな目標が生まれたのは彼女の影響によるところも大きい。
しかし、本質的にはこの奥熊野いだ天ウルトラマラソンに魅せられてしまったと言うのが正味なところであろう。

本当に素晴らしい、愛すべき大会で、初めてのウルトラをここにして本当に良かったと思った。
将来的には(マラソンにおいて)色んな夢があるけれど、それらの夢への第一歩として奥熊野で成長=韋駄天となるを遂げたいと思う。

競技中、山々を駆け巡る風が幾度も吹いた。
その風を身に受けながら、「あ、韋駄天さんが走っている!」
と、オレは感じた。
奥熊野の山々を悠々と自在に駆け巡る韋駄天の姿をイメージ出来た。
いつか一緒に駆け巡りたいな。
絶対無理だけど。(笑)


今回の学習点
自販機を有効活用する。
お茶(緑茶)はさっぱりして良い。
中盤~後半と給食出来る胃腸が必要。
ランナー・エイドの皆さんとのふれあい強化。
疲労しても写真撮影をなおざりにしない。


後日、郵送されて来た写真付きの完走証に写るオレ

                我ながら良い”イキ顔”でゴールしてました。(舌)

あと、オマケとして南紀勝浦温泉旅館組合さんのブログ。
75kmのスタート映像があり、映ってました。(見切れてる)
http://nkosn.blog33.fc2.com/blog-entry-71.html

ああ、憧れの奥熊野。。
来年はもっと楽しめる様、色んな準備が必要やなぁ・・

第13回奥熊野いだ天ウルトラマラソン その5

しかし幸せはそう長くは続かなかった。(笑)
程なく余裕は無くなり、今までダンゴで走っていたランナー達から徐々に遅れだす。
彼らにエイドで追いつき、また離されをくり返すうち、差が広がり、ついにはエイドで追いつけないと言うパターン。

時間経過とともに気温も上昇、決してガマンできない暑さではないが、発汗量も増え、それに比例する様に体力がそがれていく。
先程から歩きは入っていたけど、その歩きの時間がどんどんと増えていった。

エイドでは水分補給しているが、量と冷却という部分で間に合っていなかった。
前方に自販機を発見。
「買うか。」
途中、買い物をするなんて想定は無かったので、財布・金銭はザックにしまっていたから、背中からザックを下ろし、ゴソゴソと中を探る。
ひとつ失敗だなぁ。(笑)
すぐに取り出せるところに少々は入れておかないとダメだなぁ・・^^;

この自販機補給で復活!
までは行かず、延命措置にとどまった。(だいぶマシにはなったけど・・)
そう、ちょっとやそっとでは回復には至らない。
倍比例で疲労が進む為だ。

2度目の熊瀬川エイドから先は重複復路に入るが、この頃にはすでにほとんど歩きになっていた。
脚の筋肉もオーバーヒートに陥っていて、エアーサロンパス噴射でムチを入れつつ進んで行く。
やはり携行しておいて良かった。

まだフル距離を過ぎたばかりだろうか?
先はまだ長いがバテバテウサギになっていた。(笑)
時折り、ランナーが追い抜き際、「がんばって!」と声を掛けて行ってくれる。
オレももちろん抜いていくランナーさんに余裕のある時は「がんばって!」と声を掛けていたが。
あるランナーさんにそうやって声を掛けたところ、「はぁ?」みたいな感じでガン見されてしまった。^^;
「お前みたいにダラダラ歩いてるヤツに何を言われるか!」的な雰囲気で、不思議そうな目で見られた。。^^;
無視とかはおうおうにしてあるが、これにはチョット参った。。
同じ走友なのに・・

苦しいながらも、重複復路と言う事で、出てくるエイドは全て往路で一度訪れたエイドとなる。
こんな格好だから、当然の様に皆さんが声を掛けてくれる。^^
しかし、バテバテで余裕が無くって、給食も出来ず、先程からエイドではスポドリかコーラかの補給ばかり。
(最低限の受け答えの会話で目一杯で、これはもったいなかった。)
消化試合の様相が色濃くなって、楽しむと言う部分の内容が希薄になっていった。^^;

徐々にゴール時間への心配もつのり、精神的にも余裕がなくなってくる。
ネガティブスパイラルにはまり始めた。
絶望的な気持ちに飲まれるのを、なんとかポジティブシンキングで抑えると言うのの繰り返しが始まる。

くじけそうになる気持ちを、「ああ、でも絶対完走木札欲しいよなぁ~~!!!!」
とか考えて、押さえ込む。

・・木札かいっ!=3

もちろんエイドの皆さんの支えも効いた!
と言うか、それがあったからこそか。
「中里会館」では、朝も熱烈声援してくれたおネエさんが、水ようかんを”あ~ん”で食べさせてくれたし、「ゴルフ場前」では”めはり”はすでに売り切れていたけど、お母さんはまだ居てくれていて言葉を掛けてくれた。
「ありがとう!!!!」 あのめはりのお陰でここまで帰って来れました!!!

そして、井鹿会館・・
75kmのスタート地点だ。
帰って来た・・ 帰って来れた・・
「ありがとうございます!なんとかここまで帰って来れました~~!」
と声を張りつつエイドに入っていく。
ここでも当然、大歓迎を受ける。
豆腐をすすめてもらったが、イマイチ欲しくなかった(もったいない・・)ので、いちごを頂いて、少しストレッチをして、エアサロンパスを噴き掛け、さぁ行こう!
「ごちそう様~~!行って来ま~す!」

ここからゴールまでは16km強、今でスタートから約9時間が経過している。
ゴール制限時間までは4時間ちょっとあるから、時間4㎞で行けば間に合う。
かなり疲労していて進めなくなっていても、普通ならセーフゾーンだけど・・
しかし、まだ気は抜けない様だ。
この先に上り区間があるらしい。(と言うか、そんなの頭に入れとけ!やけど。舌)
「くぅ、ギリギリやなぁ・・」

次のエイドまでは比較的フラットだったが、越したとたん上ってきた!
と同時、視線の先の道路脇の看板が目に入った。
「上り7km
あぁ?!=3
ぶっ飛びそうになった。
おいおい!7kmって。。^^;
ゴールまでの残り半分が上りかいっ!
やばいじゃないか!

気持ち的にかなりナーバスになった。
今の自分の脚にはこの坂を走って上る力は無い。
ここまで来て間に合わないかも知れない。
ネガティブで胸が一杯になったが、とにかく歩き続けた。

途中、やはりトボトボと歩くランナーと会話を交わす。
今回、初のウルトラで100kmを走られている。
「やっぱりキツイですね・・」と言いながら、彼は立ち止まってストレッチを始めた。
「がんばりましょう!」と力無くその彼に声を掛けて、オレは歩き続ける。

エイドが出て来たが、止るのが惜しくてスルーした。
今回は今まで各駅停車を続けて来たが、ついに途切れた。
それから、一旦、上りの傾斜が無くなり、フラットの区間が現れたが、ここぞとばかりにすかさず余力の目一杯を使って走った。
嬉しかったが、数百mほど進んで、また上り始めた。

歩いて歩いて・・
前方にまたエイドが見えて来た。
南平野三叉路エイドだ。
長く続いた上りも、このエイドをピークとして下って行く。
少し光明が見えたか??
水分補給の後、走って下って行く。
傾斜がきつく、その注意を促す看板が道路脇に。
「下り、ピッチ走法で」と。
そんなきつめの下りなので、疲労した脚にはやはりこたえる。
結局、歩き主体となる。

目に写る景色はずいぶんと姿を変えた。
ここまでは四方を山に囲まれた格好だったけど、視野が通る空間が出て来た。
「あっ!」

                 海が見えた!熊野灘だ!

棚田越しに見えた”初めての”海に心が躍った。
少しだけパワー復活。
「もうちょっと、もうちょっと・・」
もう、完全に歩きばかりだけど、進む。
かなりトボトボで、背中に哀愁をおびていたが(実際、他のランナーさんに言われた。「背中に哀愁が・・」と。^^;)、自分にとっては、それが今出来るマイ・ベストだった。

そんな風に歩いていると、後ろから「ハァッ!ハァッ!」と息を荒げつつ、良い勢いで近づいてくる女性ランナーさんを察知した。
「おお~、スゴイ勢いで頑張ってはるなぁ~」
とか思っていたら、彼女に追い抜かれ様、「パシッ!」と肩を叩いて行かれた。
不意の事だったからビックリした。
「え?邪魔やった??」
とっさで訳がわからないままその女性を見ると、なんとその方は女性唯一の「奥熊野韋駄天」の方だった!
あっけに取られていると、オレの前を行く数人のランナーにも追い抜き際、肩を叩いて行く。
「そうか・・」
そう、彼女は追い抜くランナーに気合を注入しつつ走っていたのだ!
「すごいよなぁ・・」
そんな彼女に感動していると、後ろから車が抜かして行った。
その車が彼女を追い越そうとした瞬間、彼女が車の方へと進路を変えた!
「危ない!!」
彼女に抜かれた我々は口を揃えて叫んだ。
一瞬、悲惨な悲劇の場面を目の当たりにするのか!?
と、焦ったが、彼女も車もお互いをかわして難無きを得た。^^;
彼女はオーディオを聴きながらだったのだろう、イヤホンを装着していたから・・

そんなこんなで歩きながら進んでいると、道路はやがてT字路にぶつかる。
前方、左右に走る道路は、朝、駐車場から100㎞スタート地点である那智の大滝へと至る道路だ。
交差点には最後のエイドがあった。
が、スタッフに一礼してスルー。
右折する。
残りあと2,8kmだ。
久し振りで走り始めた。
「あと2㎞」の地点まで走ろう。
そこから、「あと1km」地点まで歩いて、残りの1kmを走ってゴールしよう。
そう決めて走る。
前方に、あと2㎞看板が見えた。
朝、那智の大滝から75kmスタートへ向かう途中、バスの車窓から見た看板だ。
果たしてここまで来れるのか??全く確信が無かったが、現実として目の前にしている。
「戻って来れた・・」

その看板を通り越してまた歩く。
この時点でスタートから11時間半を過ぎていたか?
上手く行けばサブ12出来るなぁ・・(笑)
せっかくならしたいなぁ・・
とか考えつつ進んでいると前方に「あと1km」看板が見えて来た。
と同時に後方から、「ウサギ~~!! やぁ~っと追いついた~~!!!」
と、叫ぶ声。
すぐに”ピン”と来た。
朝、スタート直後、しばらくご一緒していたハッピ氏だ。
その声に振り返ると、なんとスパイダーマンだった!(笑)
ハッピ氏、荷物エイドにスパイダーマン仮装を用意しておいた様だ。
なんだぁ~、最初からスパイダーマンで走れば良かったのに!(笑)

丁度、残り1kmで追いつかれたので、オレも走り出す。
しかし、スパイダーマンのスピードの方がずいぶん勝っていて、あっという間において行かれてしまった。。^^;
まぁ、いい。(笑)

                     
                 は、速い。。

あれこれずいぶん大変だったけど、いざフィナーレを目前にすると、なぜか?さびしい気分が出て来た。
ゴールを、終わりを、それこそを目指していたのに、終わってしまうのが残念に思えるのだ。
不思議だけど。

これまで進んだ道路から、旧道へと進路を変えると、いよいよゴールは目前だ。
ウエストポーチからデジカメを取り出す。

                 既にフィニッシュのランナーから大きな声援を頂く。

そして、道路から左折れして栄光のゴール、ヴィクトリーロードへと入って行く。                 

                 ヴィクトリーロードはビックリする細さだった。。(笑)

前方では平安装束の娘さん達がゴールテープを張ってくれている。
万感の思いで、ゴール!!!

ウサギのフードを外し、振り返ってゴールに一礼した。

平安装束の娘さんが”欲しかった”完走木札を掛けてくれた。

「ありがとうね~!!」と関さんが握手をして来てくれた。
もう、感極まって落涙してしまいそうだったが、オッサンのむさ苦しい涙など見たくないとばかりに「ハイハイハイ・・」といなされてしまった。
オレもそれを察知して踏みとどまった。(笑)

感動に浸りつつも、後続のランナー達のゴールが続いている。
フィニッシュを遂げたランナーに、ゴール横に陣取ったスタッフさんがバンザイ三唱で賞賛している。
オレも頑張って帰って来た走友の皆さんにに声を掛けたくて、スタッフさんと一緒になってバンザイを叫んだ。

ゴールを目の前に、満面の笑顔のランナー、苦悶の表情のままのランナーと様々だけど、どの顔も素晴らしく、見ていてジンと来る。

少し興奮もおさまったところで、”おもてなし”のビール、うどんを頂いた。

                      
                 具沢山でリッチなおもてなしうどん

やがて日が沈み、辺りが暗くなって来た。
もっとこの場に居たいけど、結構疲れが来ているので撤収としよう。
預けていた荷物を受け取りに行くと、「参加賞です!」と玉ねぎをもらえた。(笑)
(甘い甘い新玉ねぎだった。)
それから”ケンケン”で行けそうな至近の道の駅併設の温泉で汗を流した後、スーパーにて食料とビールを買い込み、駐車場の自家用車車内にて打ち上げを行った。

ホントに疲労が激しく、ビール500缶1本でKO(笑)
食事も途中だったけど、そのまま横になるカタチで眠ってしまった。
朝、目覚めると半乾きになった「まぐろのにぎり」(←晩メシだった。笑)が、大半残ったままあった。
若干色も変わりつつあったけど、におったら大丈夫そうだったので、そのままスライドで朝メシとなった。 4/24

2011年7月30日土曜日

第13回奥熊野いだ天ウルトラマラソン その4

                 「頂上まであと2㎞」の看板が前方に見えて来た。

うわぁ~、2㎞も上りかぁ・・^^;
苦笑いしながら進む。
進むうち、斜度がきつくなる区間が出て来たので、そこは素直に歩く。

「坂のきついところは歩いて・・」
と、木津川マラソンの前夜にお話ししたハセさんの言葉を思い起こして。
(ハセさんは昨年同じ75kmの部に出場されたのだ。)

                 ひたすら上りが続く。

しかし、しんどいよりも周りの美しい風景が勝っていて、気持ち的には楽しく進んでいけた。
「おっ!」っと思える景色に出くわすと、その度にデジカメのシャッターを押す。
時に立ち止まったりしながら、自分撮りしながら・・
そんな風にやっていると、「押しましょうか??」と親切に声を掛けて、カメラマンをかって出てくれる方もいるので、それに甘えて撮って頂く。

                 ここはそんなに絶景でもないんやけど・・^^;

とりあえず頂上も過ぎたし・・
バテバテな様が分かりますね。。=3

さっきの頂上以降は緩やかに下ったり、またちょっと上ったりしながら色川の集落へと入って来た。

中学校があって、

                  比較的小さな校庭。ピンクの花は何の花なんだろう?

小学校もあって。

                  視線の先にはこんな応援看板があって・・

小学校の生徒達が描いてくれたんだなぁ・・
鮮やかな色使いに、自由な表現。
とても平和だし、その気持ちが嬉しくて、ジンと来た。
ホント、東北では大変な日々が続いていて、そんな時にこうして走れている自分はとても幸せで・・

「みんなの想いをのせて走る!」
今回のテーマであるその言葉をかみしめて、何とかゴールを目指すんだ!!と今一度奮起した。

             更に前方には、今度は個人の応援看板が・・

おお、スゴイ!個人応援やな。
他人への応援なんだけど、なぜか自分にも応援してくれている気がした。(笑)

続け様に感動を受けつつ、次のエイドに入っていった。
ここではお味噌汁が用意されていた。
丁度、身体が欲する給食の条件を満たしていたので、飛びつく様に「いただきます!」
と、手を伸ばした。

ひと口つけると、「ん!?」
ぬるかった。。(笑)
でも、次の瞬間、「あ!」っと合点がいった。
「なるほどぉ~」
そう、熱々のお味噌汁では飲みにくいし、火傷の危険もあるから、わざとこのぬるさなのだ。
「はは~ん」と感心しながらいただくが、味も見事。
「おいしいおいしい!^^」と飲んでいると、おばあさんが、「ダシがかつお節じゃなくて、じゃこだから味が濃くておいしいでしょう?^^」と。
うんうん、コクが深い。

これはいい!と味噌汁をデジカメに撮ろうと、カメラを向けたら・・・

                 お味噌汁の向こうでオジサンがポーズ。(笑)

「あ、違うか。(笑)」とか言いつつピースサインだった。=3
「いえいえ!むしろ撮らせて下さい!」とオレ。

笑いと栄養を補給して、さぁ!進んでいく。

                山々の緑に、桜や藤がアクセントをつける。

                 山々の緑にピンクのウサギ・・ 映えてますか??

             
                 棚田では苗が植えられようとしている。

秋の実りへ、動き始めた春の奥熊野。
美しさと、喜びに包まれながら進んでいく。                 

気がつけば7月も明日でおしまい

そして明後日はもう8月。。

はぁ、(ブログ)書けんなぁ・・ (舌)

2011年6月30日木曜日

気がつけば6月も今日でおしまい

いだ天レポートは完全に停止状態で(舌)、ひと月ブログも放置となってしまっていた・・(苦)
今月は今日までと言う事で、あわてて書き込んでます。。(空白の月を避ける為。)

いやはや・・
今年も・・ 本厄の年である今年も半分来てしまったか・・
ここまでなんとか無事に過ごせてますが、後半も穏便に運びます様に・・ー人ー

しかし・・
(早くも)夏バテが酷いデス。。
ちゃんと乗り切れるんやろか??^^;

2011年5月31日火曜日

第13回奥熊野いだ天ウルトラマラソン その3

いつものごとく、ユルユルと走り始めた。
先程、スタート写真のシャッターをお願いした、黄色のハッピ氏と並走しながら話をする。
今回の震災の事を口切に、あれやこれや。
ハッピ氏も仮装で走られるとの事で、仮装ランの話しなど。
しばらく走っていると、「ピっ」とハッピ氏の方から音がした。
GPSを装備されていて、1km進行を知らせるアラームが鳴ったのだ。
「㎞、8分ですね。」と氏。
「おお、良い感じ!(喜)」とオレ。
75kmを13時間15分内でゴールするには、1時間に5,6km進まねばならない。
1kmを10分強で進めばいいので、2分の貯金が生まれたと言う事になる。
「よしよし・・」
どうせ、中盤から終盤にかけて走れなくなり、おのずとペースが落ちる。
だから、ある程度、無理をしない範囲で貯金はつくっておきたいのだ。
だから、㎞、8分はとってもいい感じなのであった。

依然として、ハッピ氏と話しながら進行。
また、「ピっ」とGPSのアラーム。
時計に目をやれば、㎞=8分をキープしている。

話しながら、走っている周りの景色に目をやると、のどかな農村、田園風景が広がっている。
これも、また何とも美しい。

                水を張られた田は、水鏡に周りの景色を写し、きらびやかに美しい。

絶妙のペースに、ロケーション。
口をついて「うわぁ~!うわぁ~!」と感嘆の声がもれてしまう。
ホントに美しい!
そんな感激包まれながら走っていると、早くも初めてのエイドにたどり着いた。

普段のマラソン大会ではエイドに止る事はまず無いのだが(ザックに水分・給食を装備しているので)、今回は長丁場でもあるし、積極的に止って補給することにしていた。
それ自体がウルトラマラソンでの楽しみ方のひとつでもあるし。
で、早速ストップ。
スポドリを給水をする。

すると、スタッフのお母さんが、「葉っぱ食べて行きなさい」
と、オレに声を掛けてくれた。
「は?」
一瞬、分からずにそう言うと、「ウサギちゃんだから葉っぱをお食べ。」
と言って、それをすすめてくれた。

                 めはり(寿司)

「ああ!笑」
ようやく合点がいった。
じゃあ、頂こう!と思ったけど、そんなにお腹が空いている訳でないし(朝メシがカツ丼だったし。)、それにお母さんが握ってくれてるこの”めはり”、見た目が結構大きく、ちょっと躊躇してしまったが、「じゃあ、なるべく小さめなのを・・」
と、手を伸ばし、かじりついた。

「ん? お! お~いし~い!!!!」

                  中はこんな感じで・・                 

高菜の葉で高菜ごはんを巻いたおにぎりなんだけど、これがかなりいける!
「大きい・・」なんて躊躇してたけど、ぺロっといってしまいました。(舌)
いやぁ~、これはおいしいわ!

他にも、このエイドでは・・
               お茶粥など用意されていまして。^^

これも頂いたけど。おいし~い!!
ちょっと苦味が決め手で美味でした。

水分・栄養と補給して、「ごちそうさま! 行って来まぁ~す!」と再スタート。
ホントに気持ちの良い朝の中をゆっくりと走る。

                 光と影がつくり出す美しいコントラストと新鮮な朝の空気の中を行く。

相変わらず㎞8分内のペースをキープ。
ロケーションもアクティビティーも美しい!^^
「もう、ホント、最高~!」な序盤である。

しばらくして2つ目のエイド、「中里会館」。
こちらでも熱烈歓迎して頂く。(笑)

                   水ようかんを頂いてみた。

「!!っ」
お・い・し・い!(嬉)
水ようかんて、こんなに美味しかったか?? みたいな。(笑)
生涯で一番美味しく感じた水ようかんかも。(笑)
そして、マラソンの給食にバッチグー!
いや、チョベリグ?(笑)
ホンマ、目からうろこ。 個人的にポイント高かったです。

あと、バナナと水分も頂き、「ごちそうさま~! 行ってきます~!」と、また出て行く。

相変わらず美しい景色が周りにはあり、決して絶景とまでは行かないんだけど、なんともひなびた、現代が失いつつあるそんな日本の原風景は心に響きっぱなし。

                 えらく本格的にそれっぽい木のつり橋があったり。
                 苗の植わった、植わってない田、春の花で彩られた山、そして空の残月。

とか、もう、ずっとさっきから「なにこれ珍百景」の”あの”テーマ音楽が頭の中で鳴りっ放しである。(笑)

「ああ、な~んて最高なんだぁ~。。」
と、エライええ気分で進んでいると、またエイド。(笑)

                 着替えや、”スペシャル”を置いておけるエイド、「長井集会所」

数あるエイドの中でもメインベース的役割を持つ。                  
                 給食にそうめんがあった。

スタッフさんがすすめてくれたが、もう、ちょっとお腹は満タン気味で・・^^;
帰りも通る重複エイドであるので、「帰りに食べます」と往きはスルーした。

またまた、「ごちそうさま~」と、エイドを出発。
すると、75kmコースで初めて少し上りの区間が出てきた。
たんたんと刻んでいく。

しばらく経って、後ろから観光バスが迫ってきた。
60kmのランナー達をを乗せたバスだ。
抜かれ様、バスに向かって手を振ると、何人かは振り返してくれた。(笑)
更に、もう1台来たので、同様に手を振る。
そうかそうか、60のスタートはこの先だったんだ。

しばらく上りを含むコースを進んで行くと、ここが60のスタートか・・
もう、バスから下車したランナー達が道路の左手に寄って、整列していた。
笑顔で、手を振りながら彼らの方へ進んで行くと9割方のランナーさんがリアクションして迎えてくれた。^^

「がんばりましょう!」

そう声を掛けながら進んで行くと、あ!関さん。
「ありがとうね~!」
と、また声を掛けて下さった。

しばらく川沿いのコースを進むと、うしろからスタート直後で勢いの良い60kmのランナーさん達がどんどんと追い越していく。
「ファイトー!」「頑張って下さいー!」
と、その彼らに声援を送る。

少し行くと熊瀬川のエイドに着き、給水・給食し、またまた走る。
ここから先、いよいよ一発目の上り区間へと入って行く。

                  急にではないけど、徐々に・・

周囲には茶畑が姿を現せ始めた。
まだ走れない程の坂では無いので、ゆっくりコツコツと刻んで上って行く。

2011年5月29日日曜日

第13回奥熊野いだ天ウルトラマラソン その2

神々しい那智の大滝を背に、100kmランナー達の後を追うように、再び下りて来た石段を上って行く。
今度は我々、75kmのランナーがスタートする為。
我々のスタート地点までは、バスでの移動となるので乗り場まで歩いて行く。
バスは那智の大滝への入り口で待機していた。
先程、朝一、受付の駐車場でバス車内座席上に荷物を持ち込んでいるので、その席へと着座した。

                その目の前を100kmのランナー達が駆け抜けて行く。

彼らは大滝の石段を上がりきった後、距離調整の為、数百メートル一旦コースとは反対に走って行き、折り返して正コースへと進んで行く。
「すごいなぁ・・」
感嘆と敬意につきる。

全ての100kmランナーが通過し終え、我々のバスがスタート地点へと向け出発する。
まだ暗闇で何も見えない中上ってきた道を再び下って行く。
明けたての緑や花々が美しい。
少しつづら折りを下ったところで、トイレ停車の時間が設けられていた。

                 大門坂の駐車場

トイレの用事は無かったけど、せっかくなので外の空気を取り込みに下車した。
深山に囲まれ、何ともすがすがしい!
空を見上げると・・

                 美しい残月が光っていた。

ああ、ホントに気持ちいい!
昨日のドシャ降り(ホントえげつなかった)からのこの晴天なので、余計に気持ち良さが増す。
スムーズにトイレ休憩も済み、再びスタート地点を目指す。

走り始めてそんなに経たずに、車窓の向こう、道路脇に「あと2㎞」の看板を見つけた。
「ここを通るんだ。」
しばらくすると、「あと1km」の看板。
「・・・。 そうか・・通るんだ。 ここまで帰って来れるのかなぁ・・? いや、帰って来たい。」

正直、今回のこの競技への挑戦にはゴール出来る確信が無かった。
昨年末、そして今年2月と2回距離対応の為に伊勢神宮から近鉄四日市までの約77kmの道のりを歩行、走歩行している。
1回目の昨年末は夜通しの歩行で、約20時間を要した。
2回目の2月には朝伊勢を出て、昼間の走歩行で約14時間ちょっとを要した。
だから、75km、13時間15分の制限時間は、「なんとか間に合いそう??」的な条件なのだ。

ひょっとしてアカンかも知れない。
でも、なんとかゴールしたい。

とにかく、行けるところまで進もう!
そんな心もちでの挑戦となる。

バスは42号線へと出て、海岸線を進む。
夜明けの海がやっぱり美しくて・・
もう、テンションは上がりっぱなしだ。

太地の”くじら館”、ん?落合博満野球記念館なんちゅうのもあるの??
それらを越したところで、また山間へとバスは進行していく。
あとあと考えたら、恐ろしく大迂回する形で、75kmのスタート地点へと到着した。
約50分弱要したか??

                75kmスタート地点、「井鹿会館」

100㎞コースの25.2㎞地点で、第6エイドでもある。

                 午前6時、早朝にも関わらず、多くのスタッフ、応援の方々が居らしていた。

大変頭が下がります。m(__)m
朝もやに包まれた里山の風景がまた何とも美しい!

                  到着早々、ランナー達は個々に準備をし、アップなど。

皆のワクワク感、緊張感が伝わってくる。
もちろんオレも一緒だから。(笑)
オレも、準備を済ませ、よし記念撮影!
近くに居合わせた、黄色いハッピを着たランナーさんにシャッターをお願いした。

                ウルトラ初挑戦!75km、頑張るぞ~!^^

え? ハイ。 ウサギで、です。(笑)
そもそも、普通に機能的な、理にかなった格好で走るつもりでいましたが、大会の1週間ほど前から、「ウサギで走るか??」
みたいな考えが浮かび、結局、ウサギで出る事に。^^;
仮装と言うより、正式な”ユニホーム”となりつつあるので〈と言うか、既になってる!?笑)。
2月の距離練(伊勢からの)においてもウサギを着走していたから、「なんとかなるかな??」みたいな少しの手ごたえみたいなのがあったし、化走だからこその後押し〈周囲の応援など)も期待できたので、敢行することにした。
もし、ゴールに間に合わなくても、化走のせいにしない、後悔しないというルールを決めた上で。

さすがに、ウルトラともなると、他のランナーさん達からは失笑気味に見られたが・・^^;
しかし、スタッフさんからのウケは良い感じ?
実行委員長の関さんは、「ありがとうね。」と声を掛けてくださった。

                  スタートの号砲を勤めていただく方。(お名前失念)

この地区の役員さんだった様な・・ スタート前にご挨拶を頂きました。

さぁ!いよいよ、スタート時刻も近づき、ランナー達はスタートラインへと集結。
オレはもちろん最後尾に陣取る。
                 6時15分、朝もやの中号砲が響く。

スタート!!

                 100kmコース同様、距離調整にまずは逆走する。

折り返しで関さんが我々ランナーを見送ってくれる。

                 折り返すと、前方では激励の花火が上がっている。

うわぁ~、始まった~
よしよし、なんとかいけるところまで行くぞ~~!!

さっき、エイドのスタッフさんも「最低ここまでは戻って来てや~!」と声を掛けてくれたし、なんとかここまでは!

2011年5月18日水曜日

第13回奥熊野いだ天ウルトラマラソン その1

午前2時40分起床・・・
の予定だったけど、寒さ(?)と興奮(?)で2時前には目が覚めてしまった。。^^;
「ちょっと早すぎやん!」

睡眠時間4時間弱・・
さすがに前日に夜勤をこなしてこれでは、あまりに短いし、もう一度寝袋にくるまり目を閉じるが、先程からにわかに外がにぎやかしい。
新たに駐車場に着けて来たランナー達だろう、彼らの発する雑音にやられて、やはり寝れない。
「・・・・・。」
仕方無しに完全起床する。

まぁ、いい。
この方が時間にも気持ちにも余裕が出来るし。
と、早速、朝メシを腹に入れる事に。

             メニューは昨日オークワで仕入れたカツ丼&野菜ジュース

朝・・ しかも早朝から、そして競技前と言うのに相当”ゴッテリ”したもんをいきました。(舌)
傾向として結構多いです。
競技前の朝食が牛丼やったりカツカレーやったりするの。(笑)

ドド~ン!と腹にブチ込んだ後は、目玉を入れて(コンタクトレンズを装着)、歯を磨いて、乳首にバンドエイド貼って・・(笑)
携行&ゴール行きの荷物は昨夜のうちに用意済みなので、最終チェックをした後、「さぁ!じゃあ!」とバスへと向かいますか!

バス召集の15分程前の時刻になっていたので、荷物をもって車を出た。
頭上には相変わらずの満天の星空が広がっていて、とても美しく、なんとも気分が良い。

            バスは乗り場で待機していて、すでに20数名のランナーが列をなし並んでいた。

スタッフさんに名簿のチェックを受けバスに乗り込む。
乗車した1号車にはほぼ満員のランナーが乗っていた。
仲間グループで乗り込んでいる人たちを除いて、話し声は聞こえて来ない。
そこに薄っすらとした緊張感を感じて取れた。

3時55分、バスは受付&スタート地点(100kmの部の)がある、那智の大滝へ向かって動き始めた。
窓の外はまだ漆黒の闇で、景色を観ることは出来なかったが、上りの角度で、どんどんと高度を上げて進んでいることはわかった。

約、15分程走って、受付会場に着けた。
ここで受付をすると共に、75kmの部はスタート地点が異なるので、再度バス移動が必要となる為、そのスタート行きのバスへと荷物を積み込み変えた。

            暗闇の中、こうこうと光る受付テント。

午前4時過ぎ、スタッフの皆さんは前夜からほぼ徹夜での準備だろうか?
頭の下がる思いだ。
大方、ランナーの受付が終わってからは、開会のセレモニー。
関さんの挨拶と共に、昨年の100km各部門の優勝者のスピーチが行われた。
その後は、マジスタート地点である那智の大滝前へと徒歩にて移動する。

             約数分、坂道、そして階段を下って行く。

              暗闇の中、眼前に巨大な滝が姿を現せた。

なんとも神秘的で威厳をたたえたその姿に、思わず身が引き締まる。

              持って来た祈祷の焚き木(護摩木)を炎中へ納める。

祈願(諸人快楽)が少しでも叶います様に・・ と手を合わせた。

その後、トイレに行って、かたわらにあった手洗いでお水を頂いた。
(飲めると書いてあったので)

             なかなかにおいしい水だった。良い力水となるか?

そんなこんなしているうち、空は段々と白み始め、刻々と明るさを帯び、夜が明けて行く。
辺りの空気も入れ替わり、1秒以上、同じ状態が続く事は無い。
”夜が明ける””新しい日を迎える”と言うのは、今感じているこう言う事なんだ!
と、まざまざと教えられる。

100kmのランナー達が整列を始めた。

              ただただ、格好いい。。

               そして午前5時、スタート

「頑張ってー!頑張ってー!」と、声援しながらランナーの皆さんを送り出す。
皆さん、めちゃめちゃ格好いい!

              全てのランナーが石段を上って行った頃。ついに那智の大滝がその姿をハッキリと現せた。