2010年12月15日水曜日

第29回お伊勢さん健康マラソン大会 その2

50~60メートル先を、沿道からの声援をひと際集める男女ペアランナーが走っていた。
首がすれて痛かったりして、なかなか追い付けなかったけど、タオルを巻く事でそれも無くなり、また、熱心な沿道の声援にも後押しされ、徐々にペースが上がり、それに連れてジリジリと彼らに近づいて行った。
「あともうちょっとや・・」

                アンパンマン&バイキンマン!

沿道のギャラリーの前を通る度、盛大に応援されていて、う~む、ちょっぴりジェラシーや!=3

やっと追い付いたので、声を掛けてみた。
「お疲れ様です!^^ 目立ちますね~!」
なんて。
ホント、これなら簡単で、暑さや重さなどの負担も無く、確実に目立つ!
これは来年パクらないかんなぁ・・(笑)

しかし、このお二方、なかなかなさわやかペアで、オレと良い勝負なレベルだった。
・・・いや、ちょっと負けてたか??^^;
う~む、またまたジェラシーや。。=3

そんな、他のランナーとのコミュニケーションも楽しみつつ、すごく気分良く走れ、6.9km地点の第二関門(50分)も無事クリア(45分数十秒で)出来た。
思いの外気温が上がって暑さを感じるけど、これは上々なマラソンになって来たぞ。^^

                  勢田川

前方に大きな川が見えて来た。勢田川だ。
その水面は青空を水鏡に映して、「うわぁ~、きれいやん!^^」

おはらい町を出て以来、国道23号線上を走っているが、風景が単調で飽きると言った事は無い。
それ以前に、こんな大きな幹線国道を堂々と我が物顔で走れる事自体、相当快感だ。

そんなこんなのうち、前方に11kmの距離ボードが見えた来た。
時計は1時間11分数十秒。
まぁ、良い感じか?(笑)

どんどんと23号を北上して来たが、宮川の手前でついに折り返し。
今度は来た道を戻って行く。
その折り返しの手前、前方を走るランナー・・ あ、あれは・・

                 ウォッカの勝負服!!

すこしバテている感じだったけど^^;、追い抜き際、「ウォッカ、ガンバレー!!^^」と声を掛けた。(笑)
あ、でも男性やからウォッカでは無かったか??
タニノギムレットやな。。=3

折り返し以降、周りのランナーのペースが軒並み落ちてきた様で、一定のペースを保てているオレはそのランナー達を次々とパスして行った。
「なかなか快感やなぁ・・(笑)」

気分良く走りながら、周りの景色も楽しんだりする。

                    和太鼓の演奏

スタート以後、沿道で何組ものグループが演奏しながら我々ランナーにエールを送ってくれていた。
伊勢で和太鼓は盛んなんだろうか?
しかし元気をもらえる。^^

少し進むと、歩道沿いに何やら大きな碑が建てられていた。

                     御薗村の記念碑だった。

えらく立派だったので撮ってみた。(笑)
家でPCに画像移して見てたら、「神領と天領の郷」と刻まれてるな・・
なんじゃらホイ? と、思ってググってみたら・・
御薗村は市町村合併で伊勢市に編入してて今はもう「村」として存在しないんやね。
「村」てすごいな。。 とも思ってたけど。

次にまた目に飛び込んで来るものがあった。

                 HAWAI ?!

HAWAI・・ 「はわい」と書いてある、パチンコ屋さんでした。
何でHAWAIなんやろ?? などと思いつつ、オレの心は少しハワイに飛んで・・
一瞬、お伊勢さんマラソンはホノルルマラソンになりました。=3

15km関門も無事通過したところで、やんわり右足先(甲)が攣る感じ?
「え?なんで?こんなとこが。」
だけど、どうも足先を力んでずっと走っていたみたいだ。
意外と暑く、発汗しているにも関わらず、さっきから水分はちょっとしか摂ってない。
アクエリアスの500ペットを持って走っていたが、100mlも飲んでない。
とりあえず、携行していた塩を手にとって舐めるが、改善なし。
こりゃ完全に脱水だな。^^;
しかし、あんまり水気は欲しく無かったから、チロっとアクエリアスを舐めるくらいで止めた。

前方には再び勢田川。
その向こうに連なる山があって、キレイな景色なんだけど、その山の上に、あれ? 天守閣?

                  安土城っぽいぞ!?

「ああ!」 次の瞬間わかった!
「戦国時代村や。」
しかしかなり目立つなぁ・・(笑)
そう言えば、北海道伊達時代村のペットキャラクターだった「にゃんまげ」が、ここ戦国時代村にも居てるらしい。
にゃんまげは、今をときめく”ゆるキャラ”の先駆け的存在で、オレは大好きなキャラだ。
「ひこにゃん」にはあまり興味ひかれないけど(舌)、「にゃんまげ」は琴線に触れまくりだ。(笑)
うわぁ~、見に行きたいなぁ・・
うん、これは行かなイカンなぁ! 来年は行ってみよう。
などと、走りながら、ひとりテンションが上がっていた。↑↑ ^^

右足の攣りは解消せず、くるぶしが固定された様な・・ そう、丁度、スキーブーツを履いている様な走りで走っていた。
しかし、幸いペースは極端に落ちる事無く済んでいた。

                五十鈴川、浦田橋が見えて来た。

あと、もうちょっと!
最初、絶不調で、関門通過も危ぶまれたけど、沿道の厚い声援(一般の方・スタッフの方共々の)に後押しされ、徐々に持ち直し、気が付けばかなり調子良い走りになっていて、「これはかなりタイム更新出来るかも。。」なんて思うまでになっていた。(笑)

しかし、終盤、ペースが落ちる事こそ無いが、逆に上げる事も出来ず、時計と”にらめっこ”しながら走ってると、「10分(2時間10分)は切れんかなぁ・・」

それでも気持は切れず、いよいよ競技場に戻って来て、トラックコースへと脚を踏み入れていく。

                  フィニッシュラインが目に飛び込んで来た。

「ゴールや~!^^」
喜びを噛みしめながらゲートをくぐる。
横目で見てた計測時計はまだ10分台だった。

後ろからのランナーを確認しながら、ゆっくり進路を端にとり、立ち止まってゴールを振り返り一礼。
「ありがとうございました!」

今年のマラソン競技が終了した。
この1年の集大成で、思いっきり楽しんで走れた。
タイムはもうちょっと縮めたかったけど、自己ベストを記録できた。
有終の美を飾れた。^^v

満ち足りた気分で参加賞のタオル他、景品をもらうのにテントブースの列に並んでいると、ひとりの若者が声を掛けて来てくれた。
「ああ! 空き缶さん!?」
mixiで事前にやりとりをして(10月のかもしかハーフにも出られていた方々と連絡を取っていた)、「是非、お伊勢さんでお会いしましょう!」と連絡させて頂いていた方だ。

空き缶さんの他、隼さん、45さん、レオさんと連絡を取っていて、その皆さんとお会いするのが今回の楽しみのひとつだった。

隼さんも競技後、メールで連絡を下さっていたけども、こちらの折り返しが悪く、この日は結局お会い出来ず、他おふた方とも残念ながら対面を逃した。

しかし、空き缶さんとはうまくお会いする事が出来、かなりテンション↑↑↑(笑)
その場で談笑させて頂いた上、アフターの内宮参拝などもお付き合い頂く事になった。^^

さて、では、アフターも楽しんで行きましょうか!(笑) 11/28