2010年4月17日土曜日

第36回大阪府チャレンジ登山大会 その2

午前7時、山岳マラソンの部の第1組目がスタートして行った。
幕は切って落とされた。
ギャラリー達からは歓声が上がる。オレも拍手して声援をおくる。
「あ。。」と気付き、画像を撮ろうとカメラを取り出すも・・・
タイミング遅すぎでアウト!(笑)
しかし、いよいよ始まったぞ!!

1組目がスタートして合い無しに、2組目がスタート地点に召集される。


うわ~!ドキドキやん!

召集されると、個々の点呼がなされる。
「1101さん!」
の呼び掛けに、「ハイ!」と手を挙げて応える。

ドキっドキっドキっ・・・
例の如くこの組の最後方に並んで待つ。
「・・始まった。。」と、7時10分、スタート!
1組目同様、ギャラリーの皆さんの温かい拍手、声援に送られて、ゆっくりと走り始めた。

服装はTシャツにハーフパンツ。
装備はザックにを背負ってハイドレーションには”ほぼ”2リッターの水とアクエリアスの500ペットX1の水分。
それに弁当としておにぎり2個とランチパック(調理パン)とバナナ1本。
間食として、ドライ梅干とハイレモン(タブレット菓子)
マラソンと言うより、あくまで長時間・長距離の山行と言う念頭で、食料は充実させた。
それから、フルマラソンでは必携のエアーサロンパスと、今回はテーピングテープも入れておいた。
あと、サイフにケータイ、(今となってはあり得ない位重い、フィルムバカチョンみたいな)デジカメと、レインコートが入った。
靴は、1年間使用して、たいがい磨り減って、先日お役目引退したジョギングシューズを履いた。
(事前のリサーチから自分なりに吟味して)以上のパッケージングで今回チャレンジするのだ。

走り始めての最初はゆるい上りの舗装路。
ゆっくりと進む。
「あっ!」
っと、時計のストップウォッチを作動させるのを忘れているのに気付き、慌てて作動させようと時計に手を伸ばすも、「もう手遅れ・・」と、すんなりあきらめる。

周りはいきなりから美しい風景で、いっぱいカメラに画像をおさめたいところだけど、そこまでの悠長さも無く(一応、タイムを狙うマラソンなので・・)あきらめる。

「う~~ん、もったいないっ!!」
せっかくきれいな景色で包まれてるのに。
やっぱり登山の部でゆったり観て歩くべきだったか??

などと、いきなり後悔の念にさいなまれる。

そんなこんなのうち、さて”それっぽい”山道に入って来ましたで。


始まって来たなぁ、おい!(笑)

走り始めた最初、周りのランナー達は少し上りがキツくなると、その途端歩き始めた。
オレは”走れる斜度”なら歩かなかったけど、・・・これは歩くが吉な様だ。
最後まで持つ訳が無いのだし、何せこれはスタート直後から既に未知の世界の競技なのだ。
とにかく体力の消耗を避けなければならない。

現に、前のハイカー・ランナーを追い越す際には「声掛けする」と言う暗黙のマナーが存在するのだが、実際、追い越しする際に「お先です~」「通ります~」と口にしてみるが、キツくて上手く言えなかったり、大きな(ハッキリとした)声で言えないのだ。
要するに余裕はナシ。(笑)

それだけハードなシチュエーションに身を置いているのだから、何かかんかチョットずつでも”楽”をしてお釣りの部分を作ってイカンとダメなんです。
と言う事で、「(きつい)上りは走らんとこ。。」とスパッと方針決定。

以後、おおむねフラットなところだけ走る事にする。
これで、ゴールまで上手く持ってくれれば・・

そんな風にコースを進んでいると。
・・・・・・。(苦)
「出てきた。。」


丸太階段。(笑)

ダイトレ名物とも言えよう、丸太階段がついに登場。
事前のリサーチで、この丸太階段に泣かされた的な情報を数多く目にしていて、「一体どんなモンなんやろう??」
と気に掛けていた。

普段の仕事で階段の上り下りは多く、どちらか言えば階段には慣れている自負があった。
やはり階段が有名な四国のこんぴらさんも過去数回行っていて、比較的苦労無く奥の院までの上り下りをこなせたし。
だから、「こんぴらさんと比べてどんなもんやろ??」的な思考でおったのだが・・・


比べモンになりましぇ~~ん!!

いや、あまりにもヘロヘロで、その具合を表すべくの自分撮り画像です。(笑)
まだ最初だと言うのにこの様ですわ。(笑)

これは・・・
一体、どうなんね~~~~ん!!
かなりなヤバさです。(笑)

そんなハードな格闘の初トレイルラン(と、言えるのか??)だけど、スタートからチェックポイント(以後CP)を2つ過ぎ、9時45分、初級ゴールの葛城山のCPへと到達!


やったー!!

しかし、まだ始まったばかりだし目指すゴールはまだまだ先なのだ。
しかし、理屈は置いて嬉しい~~!!のですね。
「よし、来たぞ~~~!!^^」

水分は携行しているものの、「水分、補給して行って下さいね~!」の声を頂き、エイドでレモンティーをご馳走になる。
「お~~~!」
これが、記憶に残るおいしさだった。(笑)

気分的にもかなりな回復へとつながった。
よしよし、先へと進むのだ!!


その3へと続く。 4/11