2010年4月19日月曜日

第36回大阪府チャレンジ登山大会 その3

葛城山のCPを出て直ぐ、眼前の眺望が開けた。
「おお!」正面にそびえる山は金剛山か??
うん、そうみたいや。
今からあそこを目指すんやな。

見た感じ、気が遠くなる程の遠さは感じないんやけども・・

そんな事を思いながら、やっと上り詰めた葛城山をすぐに下り始める。
また丸太階段だ。(笑)

ホントにこれが曲者で・・
その間隔、段差が、まるで嫌がらせかの様に、歩き辛く設置されている。(笑)

金剛山までは、一旦下り基調のコースとなっている。

上りも辛いが、オレにとっては下りも辛かったりする。
なぜなら両足首及び両膝爆弾を抱えているからだ。
今日までに、スノボやバイクでの転倒、それに酔っ払っての捻挫等で、両脚要所にケガをしている。
平地を走る分には深刻な問題は無いが、殊、今回の様な不正地を進むには緊張感が伴う。
ふとした拍子に、脚をグネってしまう危険をはらんでいるから。

現にここまで既に、数回程グネりそうになっている。

だから恐々と階段を下るのだけど、その横をスイスイと数多くのランナー、それにハイカーも追い越して行く。
中には、見た目体育会系でない、可愛らしい女性達も数多く居て、そんな彼女達には悔しさでいっぱいだ。
そんな彼女達には抜かれる度に、「オレが先にゴールしたら〇〇してくれ~~~!!」

と心の中でつぶやきつつ(さて、”〇〇”は何と言うたのでしょう??笑 声に出せば完璧に変質者扱いでしょう。笑)後を追うが、決して追いつく事は無かった。(笑)

「はぁ・・ ^^;)」

脚の具合もあるけれど、鍛練不足の部分がかなり大きかったりするので、ダメですなぁ・・(苦)
とりあえずアホな事で、気を紛らわせるのでした。


これから目指す金剛山を望む。

体力の消耗もあるが、コースの難易度も少し上がってきた様で、だんだん厳しくなって来たぞ。
スタート直後から発汗がすごくて、汗が流れる流れる・・
しかし、今日の汗、何か粘っこいなぁ。。
何でやろ?? まるで片栗粉でトロみ付けた様な感じや・・ ^^;
さっき、ハーフパンツのヒザのところに、白い気持ち悪いもん付いてる!! 思たら、汗が泡立ってたし・・^^;

徐々にボロけて行きながら、水越峠のCPに到達。
ここではレモン水を頂いて、また復活。
さて、ここからはまた上り基調となる。

土の地面で進み易いが、結構斜度があって脚力をとられる。
レモン水の効力も、あっという間に消え去ってしまった。
う~~ん。。
「あっ!」そう言えば。
この水越峠には水場があるとの事なのだが、一体どこだ??
CPから割りと進んだけど、見つからないなぁ・・
まさか!?素通りしてもうた??

と、思っていたら出て来た。(笑)


「金剛の水」

スタートしてすぐのコース上にも水場があったけど、(今回の競技の)コース案内には唯一の水場として紹介されている水越峠のこの水場。
事前のリサーチの際、ここの水がおいしい!との情報があって、是非飲みたい!(ペットに汲みたい)と思っていた。

着くと数人先客が居て、その内の一人はやはりペットボトル(数本)に汲んでいる様子だったし、ここは置かれているコップに一杯だけ頂いて行く事にした。
と言うか、水を汲む空きのペットが無かったし・・(笑)

で、頂いてみた。。
!!
お~いし~い~っ!!^^
いや、おいしい!
何とも良質なアルカリイオン水となっている!(様だ。。多分。 笑)
北海道のオートハウス近くにある竜神さんのお水(これもおいしい!!)に並ぶおいしさだった。
いやぁ~、これは持ち帰りしたいわ。(次回やね。)

かなりの感動を受けつつ、また前進する。
周りの景色はまた深い杉木立になる。
また階段が出て来て・・
「ん?」前方には東屋があるなぁ・・
結構多数の人が休憩している様だなぁ・・・
と、視線をコースの先にやると、かなり急な斜度の丸太階段が続いている。
「げっ!」
そして、その階段の先は・・


み、見えましぇん。。

「・・・・。 飯にするか。。」
階段手前の東屋で、いっぷく兼昼食とする事にした。

おにぎり一個と、ランチパック。
そして・・



バナナも食べた。


結構、しっかり食べた、(笑)

ホントは金剛山のCPに着いたら、景色の良い所で・・ とか考えていたけど、ちょっと前から空腹感を感じていたし、それにあの階段を見て、すぐ様心が折れたわ。(笑)

どの位だっかか??割りとゆっくり休憩して、階段を登り始めた。
しかし、これがこたえる。。
一段脚を掛ける毎に、分り易い様に脚力が奪われて行く。
「笑。。 こりゃ、最後まで持たんぞ。。」
そんな風に思いながら上る階段の横に”ふと”目をやると、「あれ?」階段じゃ無い、踏まれた道がついているじゃないか!
階段では、前の人に追い付いて、追い越したくても追い越せないケースがあり、仕方ないので後ろについて歩くんだけど、それで渋滞が発生したりする。
でも、階段を外れて歩けば、前の人を安全に抜くことも可能だし、渋滞も(オレ一人分だけど)ちょっとは緩和される事になるし、第一、こっちなら脚の負担が減ってすごい楽だ。
さっきからじわじわと起こりかけている、ふくらはぎの痙攣の防止にもつながるし。

と言う事で、丸太階段では階段は上らずに、横についた道を歩く様にした。
ホントはルール違反なんかも知れんけど、未知のコースをゴールする為にはこう言った「抜く」部分を作らんといかん。
全てはゴールにたどり着く為。
以後、この作戦で行く事にする。

そんなこんなのうち・・


中級ゴールに到達!

や~っと、ここまで来たか!!^^


その4に続く。 4/11