2010年4月22日木曜日

第36回大阪府チャレンジ登山大会 その4

やっとこさ金剛山のCP到達~~!
いやぁ~、うれしいさぁ~^^
スタッフの皆さんも非常にウェルカムな出迎えをして下さって嬉しい。
例の如くスタンプマップにスタンプしてもらい、エイドを頂く事に。
ここではバナナ(一人一本までとの表示)があったので頂く。
さっき、昼メシで食べとるけど・・^^; でも、バナナはエナジーチャージに最適なので、積極的に摂っておきます。
あと、水分はスポドリがあったので頂く。

この中級ゴールポイント、金剛山とは言いつつ、眺望は無い。
風景を堪能するためには少し移動が必要となる。
最初の予定では、ここで昼食にするつもりでいたけど、こんな様子なので、さっきの東屋で摂っていて正解だった。(笑)

さて、補給も済み、記念に自分撮りして、また前進し出す。

ここからは下り基調で楽ですよ!
と、スタッフの方が励まして送り出してくれる。
しかし・・

ある意味、ここからが真のダイトレの始まりと言えよう。。

脚は疲労が蓄積していて、階段の上りの時や、歩行・走行中に草のつるや、落枝でバランスを崩した時の不意な筋力の入れ様で、すぐケイレンが起きそうになる。
お助けアイテム、「魔法の粉」エアサロンパスもあるのだけど、まだ踏ん張れそうなので、「ホンマにもうダメ!!」って時までとっておこう。

上ったり、下ったり、ほぼもう歩き主体だけど、コースがフラットになれば「ここで走らないつ走るね~~ん!!」と走る。
たとえ僅かでも。

そんな風に進んでいると、坂を上り切った先が笹林になっていた。
笹達が描き出す模様が、キレイだ。
前方に看板が立っていて、それは中葛城山ピーク看板だった。
「おお・・」
事前リサーチで、この中葛城山までの上りも難所となっていたので、それを今越したのか??

またひとつ難関を過ぎ、安堵していると、前方の視野がグッと広がった。
「おお~!!」
笹林越しに大パノラマが広がっていた。^^
「これはキレイヤなぁ・・」
と、思わずケータイのカメラで自分撮りしていたら、「撮りましょうか?!」
と、男性のランナーが声を掛けてくれた。
「あ、いや、いいですよ!」
と断ったけど、「せっかくだから・・」と足を止めてシャッターを押してくれた。


男性ランナー撮 オレ

広がる景色は奈良県側・・? だよな?(笑)
イマイチわからないけど。

「ありがとうございます! でも、ごめんなさいねぇ!足、止めさせてしまいましたねぇ。。」
と、男性に謝ると、「いや、こっちも足に来てたんで、丁度良かった。」と言って下さった。

再び小走り出し、しばらく並走しながら談笑。
その後、男性は自分のペースで先に進んで行った。
こういった、些細なやり取り(競技中のコミュニケーション)が嬉しかったりする。
さぁ、オレも自分のペースでゴールを目指そう。

しかし、金剛山以降はホント辛い。
ゴールまで間のCPは行者杉峠の一ヵ所のみなんだけど、その一ヵ所になかなかたどり着けない。
走れれば走るが、丸太階段が出てくれば、そこはもう一休さんだ。
「ひと休み、ひと休み・・ と。」
そう言いながら、何回休んだか? 三休みまでは数えてたけど・・

こむら返りとグねりの恐怖におびえながら進む。
すると前方からけたたましい発動機の音が響いて来る。
「木でも倒してるのかなぁ??」
とか思ってたら、前方からバイク(オフ車)が上って来た?!
「え!?」
一瞬、我が目を疑ったが、ランナー・ハイカー達と対向して、オレの前方で停車し、ライダーがヘルメットを脱いだ。
「おっかないなぁ・・ 下手したら接触事故とか有り得るよな・・」
とか思いつつ、そのライダーの横を通過する際、「今日は(登山道で)大会やってるから、どんどん人来るで!」
と言った。
するとライダーは「あぁ、そうですか・・」と。
今日、この日と言うこともあるけど、こんなガチな登山道にバイクで入って来るとは・・
かなり呆気に取られた。

何とか行者杉峠のCPに到着。
金剛山では、「以降は給水有りません」と言われていたが、ここでも給水エイドは有った。
嬉しい誤算だ。
ここでは”エネルゲン”が用意されていたので、それを頂く。

さぁ、最後のCPを越した!
いよいよ次はゴールや!
最後のひと踏ん張りなのだが、コースもフィナーレとばかり、難易度がまた上がる。

何度かの上り下りを経て、進むと前方からスタッフだろうか?
落枝など払いながら歩いて来る。
「あと5kmです。頑張って~!」と声を掛けてくれた。
ようやくゴールの気配を感じられるところまでやって来た!

テンション復活で進むと、ゴールへと下って行く「ブンダ谷」の分岐へと来た。^^
「あと4km!ここからは下りばっかで、最後の2kmは舗装路です!さぁ、頑張って!」
と声を掛けてくれた。
「いやっほう!!」
4kmなら、普段走ってる家の周りのコースの距離。 「よしっ!」
もう勝ったかの如く思ったが、最後のこの4km(のうち前半2km)が本当の地獄であった。

分岐から、一気に下り始める。
かなりの斜度で、つづら折りで、足元はガレている。
道幅もほぼ一人分の細さだ。

他のランナー、ハイカー達はラストスパートとばかりに、ガンガン飛ばして行く。
こちらは完全に脚が消耗している状態で、捻挫の恐怖との戦い。
後ろからのランナー達に気を遣いながら(追い越しし易いように)、自分の事も最大限に気にして進まなければならない。
かなりのストレスがかかる。

ガレのつづら折れが終わると、今度は丸太階段が・・
これがまたスゴイ・・

段差が50~60cm有り、一段一段慎重に降りていくと、脚への負担が尋常では無い。
先程同様、後続のランナー達はものスゴイ勢いで下ってくるし、もう一気にナーバスになる。

「アカン・・」
競技に集中する部分が、かなり削がれるなぁ・・
まぁ、第一には自身の体力不足なんやけど・・
それにしても、ケガは恐いし、オレはトレイルランと言う競技を楽しめないかも・・

最後にボコボコに打ちのめされてしまった感じだ。^^;

ナーバスな気持ちにさいなまれながら、林間を抜け、最後の舗装路に入って来た。
「よっし、あと2km。。」
最後の力を振り絞り走り始める。
も、 あ、脚が動かん。。

仕方なく、一旦止まって、秘密兵器のエアサロンパスを脚に噴きかけることにした。
圧倒的な効力はここに来ては感じられなかったが、よしよし頑張るぞ。

やはりラストスパートのランナー達に抜かれていくが、抵抗も出来ずマイペースで一歩一歩近付いていく。
路肩にあと1kmの看板が・・

「もうちょっと!」
南海電車の線路も見えて来た。^^

更に進むと前方がドン突きになっていて、そこには誘導員が立っていて、「右です~!」と案内している。
軽く会釈して右に進むと、「あと1kmです~!」と声を掛けて来た。
「い~~~っ?!」
ふ、増えとるやないけ~~~!!(爆)

しかし、もうゴールは目前の様だ。
コース両脇には声援を送ってくれるギャラリーがちらほら出て来た。
この声援が力になる。

コースがちょっと曲がったところで、ギャラリーの男性が、「ここ曲がったら、もう、すぐゴールになってます!」と教えてくれた。
会釈して曲がると・・

「うわっ!ホンマや。(笑)」
本当に目前にゴールの横断幕が見えた。
コース横ではオールスポーツのカメラマンが居るので、バンザイでアピール。
サムズアップで「撮ったよ!」と教えてくれた。

ゴールの向こう側の、”今日がピーク”の桜のピンクが目に飛び込んできて思わずジンと来そうになる。

ケータイを取り出して、ゴールの文字をおさめる。


うお。

起動が遅く、スゴイ写りになった。。(苦)
41分26・・
ゴール横でスタッフの方がフィニッシュのタイムを記録してくれ・・

フィニッシュ。


あ~~、しんどかった~~


しかし、無事ゴール出来た!!
7時間31分強

最初、昨年のリザルトを見て、最後の完走者が10時間何分かだったので、「10時間完走」を目標にしていた。
しかし、あわよくば8時間を切れんかなぁ・・
と密かに思っていたけど、達成出来ました。

「はぁ~^^」

ゴールの受付をしてもらって、とりあえず身体リカバリーの為の栄養補給に牛乳とおにぎりを食べる。
牛乳うめぇ~!
おにぎり(カリカリ梅)、何これ?めっちゃうめぇ~~!!
(カリカリ梅がご飯全体に混ざっていて、ご飯のモチっ、梅のカリっの食感が絶妙やった。^^

そして駅前のお店ではビールも販売されていたので、買いに行った。(笑)
過激な運動直後のビールって、経験上、欲しいと思わないし、あんまりおいしく感じないのだけど・・
今日は何か飲みたい感じだったので。

500缶がいいなぁ・・ と思ったけど、350缶しか無いのか・・
でもまぁ、2缶で丁度500か・・
と納得し(正解は700mlです!計算が出来てない・・ 笑)、「すいません、ビール2本!」と買う。
嬉しいのが、1本250円と非常に良心価格で販売してくれていた。(300円でも不満は出ないだろうに)


で、頂きます。^^

く~~っ!! おいしいっ!!
めちゃくちゃおいしい!!
リュックに携行していた”コパン”をアテに、即行慰労お花見会を開催。
疲労が手伝って、スッと酔って来る。
たちまち気持ち良くほろ酔い気分になる。

こんなに心地よく酔ったのも久し振りだなぁ・・

しばらく”まったり”とした時間を楽しんで、16時前の電車で、最初の近鉄新庄の駐車場へと戻る段取りだ。


帰路に着く参加者たち。

満ち足りた顔が並ぶ。
多分初めての南海電車(関空行くのにラピートに乗ったか・・ でも通常の南海電車って、どんなカラーリングしてるか知らん勝った。)に乗って、河内長野で近鉄に乗り換え。
古市でまた乗り換え、尺土でまた乗り換えて、近鉄新庄に着いたのは17時位だったか?
案外早いなぁ・・(小一時間で帰ってきた)

駅のすぐ横のタイムズパーキングの車に戻り着いたと同時に、雨がパラついて来た。
ホントは今日一日、天気が心配だったんだけど、”意外な好天”が協議中は保たれていた。
しかし、ここでついに落ちてきた。

さぁ、これからはまた四日市まで帰らなければ・・
酔い覚ましの休憩をしてから、ボチボチと車を動かし始めた。 4/11